アカハライモリの生態
生息地
日本の固有種で、北海道・本州・四国・九州に生息する
体長
10cm前後
特徴
水田、池、川などの流れのない淡水中に生息する。
背中は黒で腹は赤という派手な見た目をしている。
この特徴的な見た目は、本種がフグと同じテトロドトキシンという毒を持ち、この毒の存在を他の生物に知らしめる為だと考えられている。
生まれたばかりの幼生は水中でエラ呼吸をし、小動物を食べて成長する。
小さくて動くものには何でも食いつくので共食いすることがある。
幼生が十分成長すると幼体になり上陸して、エラがなくなって皮膚呼吸と肺呼吸のみになり、陸上の小さな昆虫・カタツムリ・ミミズなどを捕食して3~5年かけて成熟すると水域に戻る。
成体は水気の多い草の下や石の下、水中で生息する。
冬は水辺近くの落ち葉の下や石の下などで冬眠する。
寿命
10年程度(飼育下だと20年程度)
食べ物、餌
オタマジャクシ、ミミズ、小さな昆虫など
価格相場
500円前後
備考
和名の「井守」は、野井戸に潜むこともあるので「井戸を守る」に由来する説や、水田に生息することから「田を守る」を意味するという説がある。
脊椎動物の中では再生能力が非常に高く、尻尾を切断しても骨まで完全に再生する。
防衛のために尻尾を自切するトカゲなどでも骨までは再生しない。
また、四肢を切断しても完全に再生する。