ニホンヤモリの生態

ニホンヤモリの生態

生息地

中国東部、日本(秋田以南の本州、四国、九州)、朝鮮半島

体長

10~14cm

特徴

民家やその周辺に生息するので古くから親しみがあり、人家の害虫を捕食することから家を守るとされ、漢字だと家守や宮守と書く。

肉食性だが人間に対して臆病で攻撃することがない為、有益な生き物である。

夜行性で日中は壁の隙間などの暗いところに身を潜める。

トカゲやカナヘビと同じく驚いたり敵が近づくと尻尾を自切することがある。

切れた尻尾は数分間動き回る。

また、切れた尻尾は時間をかけて再生する。

寿命

5~10年(飼育下だと10年以上)

食べ物、餌

(生きている自分の顔より小さい程度の大きさの)昆虫、クモ、ワラジムシ

価格相場

1000円~2000円

飼育方法

飼育スペースは昆虫を飼う時のプラスチックケースで十分だが、隠れ家とある程度の高さがあった方が良い。

脱皮用に濡れたキッチンペーパーや新聞紙をいれて湿度を高くしておくと脱皮不全を起こす確率がぐっと下がる。

水を飲むための水容器は壁面に取り付けられるものを選ぼう。

複数同時に飼う事ができるが、オスは縄張り意識が高いのでオス1匹とメス複数が理想。

産卵は5月から9月にかけて1度に2つの卵を木や壁に産み付け、卵は2ヶ月ほどで孵化する。

備考

江戸時代に来日したドイツ人医師が新種として名付けたため日本の名前が付いているが、外来種だと考えられる。

その可愛い見た目と有益な特徴から縁起物とされ大切にする風習がある。

中でも白いヤモリは特に縁起が良いとされる。

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