ヒルの生態
生息地
多くは淡水に生息しているが、陸上や海水に生息する種もいる
体長
0.2~40cm
特徴
ミミズと同様の環形動物で細長い体をしている。
口周辺と肛門の下側に吸盤を持っており、捕食活動と運動にこれを使う。
肉食性で小動物を食べるものや、動物の血を吸うものがいる。
体長1cmにも満たないカイビルは小さな巻貝に頭を突っ込んで捕食し、伸びると全長50cmを超えるヤツワクガビルは湿った陸上に生息し、40cmを超えるシーボルトミミズをまる飲みする。
寿命
3~5年
食べ物、餌
小動物、動物の血液
備考
ヒトを吸血対象にする種も少なからず存在する。
沼地や湿度が高い森林、山野を歩いていると血を吸われる事がある。
山野に生息するヤマビルはサル・イノシシなどの増加により分布を広げている。
ヒルの唾液には麻酔成分が含まれているため、噛まれても痛みを感じない。
また唾液には血液の凝固を防ぐ成分が含まれており、流血が広がりやすいが、傷跡は数日で治る。
血液の凝固を防ぐヒルを利用した医療法や薬品がある。
一般的にヒルには毒性はないとされている。