カマドウマ
生息地
日本列島・朝鮮半島
体長
特徴
カマドウマは、家屋の中でも湿気の多い竈(かまど)の周辺に生息し、長い顔や背中の形が馬に似ている事から「竈馬」と言う風流な名前で呼ばれて来た人間に馴染みの深いバッタの仲間。
本来、人間の生活を脅かすような害虫ではないが、異様に長い脚での強力な跳躍は、予想外の動きで人間を驚かせ長く突き出た産卵管も、そのグロテスクな印象を強めるポイント。
更に、なかなか生命力の強い虫であるがゆえ、普通の殺虫剤では中々絶命しない。
生態
”主に身を隠せる閉所や狭所、暗所、あるいは湿度の高い場所などを好むため、木のウロ、根の間、洞穴などに生息し、しばしば人家その他の建物内にも入る。また時には海岸の岩の割れ目に生息することもある。古墳の石室内にも群生し、しばしば見学者を驚かせる。夜行性のため日中はこれらの隠蔽的な空所にいるが、夜間は広い場所を歩き回って餌を探す。夜に森林内を歩けば、この仲間がよく活動しているのを見ることができる(特に夏季)。また後述の通り樹液にも集まるため、カブトムシ等の採集のために設置したトラップに大量に集まるということも珍しくない。
極めて広範な雑食性。野生下ではおもに小昆虫やその死骸、腐果、樹液、落ち葉などを食べている。飼育下ではおおよそ人間が口にする物なら何でも食べ、山岳部では好んで羊の生き血をすする。動物質、植物質、生き餌、死に餌を問わない。野外でも共食いがしばしば発生しているという。
繁殖は不規則で、常に卵、成虫、様々な齢の幼虫が同時期に見られる。
天敵はヤモリ、トカゲモドキ(南西諸島のみ)、ネズミ、カエル、各種鳥類、寄生蜂、ゲジ、カマキリ、アシダカグモ等である。”
wikipwdia引用