イナゴの生態

イナゴ

生息地

北海道、本州、四国、九州、南西諸島

体長

40mm程度(成虫)

特徴

おおむねイナゴは周辺の植物と同化して敵の目を欺くため、体色は黄緑色や茶色をまとっています。
翅は基本的には半透明の褐色か黄色で、種類により黒い帯が見られます。

また非常にジャンプ力にも優れており、元気良く跳び跳ねます。
大型の個体は飛距離も長く、一度逃げられると追い付くのがやっとです。
イナゴはサナギを経ずに成虫になる不完全変態を遂げます。
それからイナゴの後脚付け根付近に耳があります。

生態

イナゴは幼虫期に6、7回ほど脱皮をし、7月下旬から羽化します。
幼虫期は2、3ヶ月ほどで、成虫は約1ヶ月の産卵前、前期を経て産卵します。
大きさは、コバネイナゴは26〜30mm、ハネナガイナゴは25〜33mmほどです。
近年、イナゴの発生数が増加してきています。
イナゴなどのバッタ類の昆虫の大量発生による災害のことを蝗害といい、小さいイナゴは、大量発生しても被害がないようなイメージがありますが、イナゴは幼虫から成虫ともに、稲の茎や葉を食い荒らすため、農家ではイナゴの被害に悩まされていることも少なくありません。
関東では5月中旬になると、土の中の越冬卵から幼虫が現れ、冷涼地では6月になると発生し、移植後の苗を食べます。
イナゴは幼虫期に駆除すれば被害は食い止めることができますが、駆除のために農薬を使用しては、登熟歩合、千粒重を低下させ、収量、品質に影響してしまいます。
そのためにはイナゴを早く発見し、早期に対処する必要があります

イナゴを食べる

イナゴは、食植生をもつバッタ目の昆虫なので稲作をする上では害虫として扱われてきました。その為、イナゴは発見次第捕獲され当時の人々の食料として役立てられてきたのです。日本でのイナゴは、農作業中のおやつとして晩御飯のおかずとして様々に料理され、たんぱく質の摂取を助けてきたのです。

イナゴの調理をする前に

イナゴは調理する前に箱や袋の中に一晩ほど入れて絶食状態にして、フンを出させておく必要があります。また、イナゴにはハリガネムシなどの寄生虫の恐れがあるので生食には向いていません。熱湯で茹で上げるか火を通すかしてから調理するのが基本です。これらの下準備を行ってからイナゴの調理を行っていきます。また、足や翅は取り除いておくと口当たりが良くなります。

イナゴの佃煮の作り方

イナゴのもっともポピュラーな食べ方であるイナゴの佃煮は、農閑期における貴重なタンパク源として人々の食生活を支えてきました。イナゴの佃煮は甘辛い味付けでご飯の友に最適なおかずとして食べ続けられてきたのです。今回はイナゴの佃煮の作り方を紹介していきます。

イナゴの佃煮の材料

イナゴ…300g、砂糖…大さじ4杯、醤油…大さじ2杯、調理シ酉…小さじ2杯、油…大さじ1杯

イナゴの佃煮のレシピ

イナゴは下茹でまで終わったらフライパンで空炒りして水分を飛ばしておきます。足や翅は食べやすさを考えるならば取り除いておきましょう。

フライパンに油を引いたらイナゴを入れて中火程度で炒めていきます。香ばしい香りが立ってきたら砂糖と醤油を入れて全体に絡めていきます。

照りが出てきたらシ酉を入れて更にかき混ぜて、水気がなくなったら器に入れて出来上がりです。

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